ミタニ マイクロニクス九州は、電子部品向けスクリーンマスクのパイオニアです。私たちのスクリーンマスクはコンデンサーやインダクター、チップ抵抗等各種電子部品を始め、太陽電池セル、タッチパネル等、その用途は多岐にわたっております。
近年、スクリーンマスクに対する高精度化の要求がますます高まっております。
スクリーン印刷の最大の特長は、生産コストの安さです。その反面、スクリーン印刷はとかく「アナログ的」と称され、位置精度やパターン再現性などいくつかの品質を犠牲にしなければなりません。
私たちはその犠牲を最小限にすることをテーマとして「製造環境の改善」と「材料や製造プロセスの見直し」を進め、スクリーンマスクの高精度化へ向けた取り組みを行っております。
①トータルピッチ精度
プロセス改善により、320角サイズでの位置精度を±7.5μmから±5μmに向上しました。550角、550×650サイズまで対応可能です。また、特殊仕様にて印刷位置精度の±10μmを可能としました。
②乳厚精度
当社内作のフィルム乳剤を使用することで、従来の乳剤コーティング法よりも、版内の乳厚バラツキの大幅低減を実現しました。当社の独自技術により、フィルム乳剤の多品種小ロット化に成功し、様々なスクリーンマスクに適用可能となっております。
※フィルム乳剤の厚み間隔
・一般的には5~10μm間隔
・当社は最少1μm間隔でのフィルム乳剤作製が可能
当社新開発の乳剤により、L/S=15μm/15μmの安定的な製版を実現しました。またスクリーンマスク仕様とインクの相性等を研究することでこれまでにない美しい印刷形状を再現することが可能になりました。
表面の微細凹凸を制御することにより、印刷時の帯電による印刷形状不良を低減することに成功しました。また、基板と版の版離れ性を良好にします。
表面に撥水・撥油性を有する素材をコーティングすることが可能です。期待される効果としては、スクリーンマスクの洗浄が容易になる、印刷時の滲みが改善されるなどが挙げられます。お客様の用途に合わせて、FDコート、FSコートの2種類がございます。
特に粘度が低く滲みやすいインクに対して効果が現れる場合がございます。
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